3年生 各学級の実践を紹介します!

3年1学級 

 掃除会社の方から掃除方法を学んだり,富山市立堀川小学校の取り組みを知ったりした子どもたちは,「みんなで附属小学校をきれいにしたい」という思いや願いをもって掃除に取り組みました。自分たちで掃除のやり方を考えて取り組む中で,一部に人が集まって掃除が行き届かないことや,学校全体を掃除しようとすると人手が足りないことなど,様々な問題が生じました。それらの問題を解決しようと,子どもたちは繰り返し話し合い,仲間の考えに耳を傾けながら,活動の方向性を決めて取り組み続けてきました。今後も思いや願いの実現に向けて,仲間とともに本気で掃除をしていこうとしています。

 

3年2学級

 絵本『希望の牧場』に出会った子どもたちは,「牛飼いの行動にはどんな意味があるのか、はっきりさせたいな」という問いをもち,ことばにこだわりながら,ひとり調べやかかわり合いを進めてきました。「オレ、牛飼いだから」「ほっとする」「あたりまえ」「勝ちとってる」など、たくさんのことばに着目して、ことばを比較・換言しながら問題解決に向かって読みを深めました。牛飼いは,失われてしまった「あたりまえ」の生活を,牛飼いとしての仕事をとおして,大切に守り続けていると結論づけました。牛飼いの行動の意味に迫った子どもたちは,振り返り作文で,「ことばを大切にして考えることをこれからも続けていきたい」「牛飼いのようにあたりまえを大切にして過ごしたい」など,実践を終えた感想を綴っていました。

3年3学級

   海外でも「Onigiri」の人気が高いことを知った子どもたちは,1学期に交流した留学生に「自分のお気に入りのおにぎりの魅力をわかりやすく伝えたい」という思いをもって英語表現や伝え方を考えてきました。1回目の交流会では,「What is tarako?」「What is tunamayo?」などの質問を多く受け,思っている以上に魅力が伝わらないという経験をしました。どうしたら留学生に魅力が伝わるのかを話し合い,自分と外国の人の食文化の当たり前が違うことに気づき,自分の英語表現や伝え方を考えていきました。2回目の交流会では,留学生から「食べてみたい!」「1回目よりも説明が詳しくなっていて成長したね!おにぎりを食べたいと思ったよ」と感想をもらうことができました。

6年生 2学期もがんばったよ

  12月5日、6年生の音楽集会がありました。6年生が披露した曲は「カノン」と「大きな古時計」です。「カノン」はリコーダーの三重奏、「大きな古時計」は男女にわかれての二部合唱です。「大きな古時計」では歌のなかに出てくる「チクタクチクタク」や「ボーン」をどのように歌うとよいか、全校のみんなと考えながら一緒に歌ってみました。6年生の思いが伝わり、下級生のなかには、6年生と過ごせる残りの時間のことを考えて、お別れを意識した子もいたようです。最高学年としてがんばってきた6年生。残りわずかの小学校生活を大切に過ごしていきます。

 

4年生 2学期がんばりました

 2学期が終わりました。全校を楽しませようとがんばった音楽集会。ペアの走る姿を最後まで応援したマラソン大会。4年生のふぞくっ子たちは、新館のリーダーとしての姿をたくさん見せてくれました。行事だけでなく、委員会活動や授業にも一生懸命に取り組む姿が見られ、高学年に向けての心構えが少しずつでき始めているのだと感じ、頼もしく思います。

2学期に各学級で行ってきた授業実践を紹介します。

 4年1学級は、留学生にスーパーボールすくいの仕方を教え、たくさんのボールをすくってもらえるようなアドバイスができるように、英語表現や伝え方を考えました。「Use the edge.」「Move slowly.」「Drain the water.」など、アドバイスをするためにたくさんの英語表現を調べました。これらをひたすら伝えるのではなく、留学生の様子に合わせて、そのときに必要なアドバイスをすることが大切だと気づきました。2回目の交流では、留学生の様子に合わせたアドバイスができ、1回目の交流会よりもたくさんのボールをすくってもらえ、留学生が笑顔で楽しんでくれたと自分たちの英語に自信がもてたようでした。

 

 4年2学級は、岡崎市の水道管の修理をする修繕係について調べました。いつでも漏水現場にかけつけ、市民が困らないように水を止めずに作業し、震災の備えをしている、という修繕係の仕事について調べた子どもたちは「岡崎市民が、安全な水道水を使い続けられるように、未来のことまで考えながら働いている」と、結論づけました。「修繕係は、水道水を守るヒーローだと感じた」「修繕係の人たちは、縁の下の力持ちだと思った」「岡崎市民の未来の人たちのことも考えてくれている」など、子どもたちは自分が追究してきたことから、それぞれの視点で修繕係についてまとめ、自分たちの知らないところで、生活を支えている人の存在や、その大切さに気づくことができました。

 

 4年3学級は12月10日(火)から12日(木)にかけて理科の追究を通して作ったイルミネーションを全校に披露しました。実際の発表の時間では、ただ見せるだけでなく、回路の説明をしたり、質問に答えたり、LEDをつなぐ体験講座を開いたり、LED回路を使ったクイズを出したりと、全校により楽しんでもらおうと工夫を取り入れて活動をすることができました。