4年1学級 国語 「庶民も悪者なのかについて考えたことを伝え合ったよ」

「庶民も悪者なのか考えたいな」という問いをもった子どもたちは、物語を読み返し、噂をめぐる庶民の行動についてひとり調べを進めてきました。かかわり合いの授業で子どもたちは「庶民は仲間から聞いたことを確認していた」「本当のことか確認せずに広めていた」というひとり調べで得た庶民の行動について語りました。そのなかで、庶民は真実を「たしかめ」ていたかどうかに目を向け始めました。そして、庶民が「たしかめ」ていたかについて考えれば庶民も悪者なのかがはっきりしそうだと感じた子どもたちは、再びひとり調べに向かっていきます。

5年3学級 理科 「大きさの異なる正八面体の結晶を作って、わかったことを話し合ったよ」

 子どもたちは、ゆっくりと温度を下げて溶けたミョウバンを真ん中に集めるとよさそうだと追究の視点をもち、ひとり調べに向かいました。そして、下げ始める温度を調整したり、温度をゆっくり下げたり、結晶の移動を顕微鏡で確かめたりしながら繰り返し実験を行ってきました。かかわり合いで、子どもたちは「温度が下がっていくときに結晶ができていったよ」「一つの結晶に集まってきて形ができていったよ」と、追究を通してわかったことを語りました。そして、子どもたちは、溶けたミョウバンが再結晶していくしくみに迫っていきました。

6年2学級 算数 「時間と水の量をはっきりさせて、1年生がわかる水時計にするために考えたことを話したよ」

「時間と水の量の規則をはっきりさせて、1年生がわかる水時計が作りたい」と問いをもった子どもたちは、実験の条件をそろえて、4段の水時計を作り、実験を重ねてきました。そのなかで、子どもたちは、時間と水の高さの関係について規則があるのかどうかを探していきました。かかわり合いの授業で「時間が倍なのに、水の量が倍にならなくなるよ」「20分までは、規則があったよ」といった考えを語りました。そして、比例関係が続く間は正確に時間が計れることから、どこまでを比例と考えればよいか調べればよさそうだと新たな視点をもちました。子どもたちは、再び追究に向かっていきます。