3年生 授業に本氣でとりくんだよ

 もうすぐ夏休みです。3年生になってから,子どもたちは生活や行事などたくさんのことに挑戦してきましたが,やはり毎日の授業の中でいちばん輝きました。それぞれの授業で問題を解決する力を高めながら,最後までやり抜く力や人とかかわる力なども高めてきました。それぞれの学級で行った授業実践を紹介します

 3年1学級は,家康印に登録しているお店に多くの子どもたちがインタビューに出かけ,これまで追究してきた市役所や観光協会,商工会議所など,事業を推進する側だけでなく,事業に協力するお店側の立場で調べを進めました。そして,推進する側の人々も協力するお店側の人々も「岡崎市を盛り上げたい」という共通の思いをもっていることに気づきました。家康印にかかわるさまざまな人々の思いにふれ,家康印事業の大切さに気づき,自分たちも協力していきたいという思いをもちました。また,これまで仲間といっしょに追究してきたことで,学びを深めることができたと多くの子どもたちが感じました。

 

 3年2学級は,「どうぶつさいばん ライオンのしごと」の絵本を読み,ヌーの子の気持ちを追究してきました。最初はお母さんを食べられたヌーの子の悲しい気持ちにばかり注目していましたが,じっくりと読んだり,友達と意見を交換してみると,ライオンがお母さんを食べたのは病気の流行を防ぐという役割があったことや,たくさんの動物たちがヌーの子の気持ちをわかってあげようとしていることに気づきました。授業でのかかわり合いをくり返し,2学級のみんなで,このさいばんは「いいさいばん」だったと実感しました。

 3年3学級は,くすのき学習でふぞくっ子に笑いと笑顔を届けるための喜劇を創作しています。開校記念行事での観劇や,喜劇団・笑劇波(しょうげきは)の劇への参加を通して,劇を見る楽しさだけでなく,演じて人を笑顔にする楽しさも味わいました。演じ方を工夫したり,仲間と動きを合わせたり,小道具を制作したりしながら,ふぞくっ子を笑わせて笑顔にしたいと取り組んできました。