3年生 『チリンのすず』の学習から学んだこと

 3年2学級で,研究授業が行われました。子どもたちは,これまでの『チリンのすず』(やなせたかし作)の学習全体を通して学んだことやわかったことを伝え合いました。そのなかで,「今までは絵本の絵しか見てなかったけど,文章まで読まないと気持ちがわからないことがわかった。」「チリンの悲しみについて考えて,いま何を考えているか,人の気持ちを考えるようになった。」「たくさん読んで,話を聴くと聴く力が成長してくる。」など,自分自身の成長を感じることができたという思いが語られました。さらに,「考えると疑問が湧いてきて,みんあなで考える大きな疑問になって,何でも深く考えるようになる。」「みんなで考えると楽しくなるし,友だちの意見にかかわって発言できる。」など,学級の仲間と一緒に学んできたことのよさも多く語られました。

 母親のかたきをとっても晴れない,主人公・チリンの悲しみを考えてきた子どもたちだからこそ,自分の行動に責任をもち,一歩立ち止まって考えることの大切さを今後の生活にも生かしていってほしいです。